犬の抱っこ(抱き方)のしかた

みなさんのおうちのワンちゃんは抱っこ好きですか?普段何気なしにしている抱っこ。その抱っこ、ワンちゃんにとって負担になっていませんか?

今回は犬の抱っこの仕方から注意点などを紹介していきたいと思います。

犬は抱っこ好き?

結論から言うと、犬はあまり抱っこが好きではないようです。
カナダのスタンレーコレン博士の調査では、8割の犬が人からハグされた際に不安やストレスを感じているサインを見せていることが分かりました。
また、犬をハグ(抱きしめる)することで、ストレスが極限に達すると歯を剥く犬もいるとも言っています。
参考:Psychology Today「The Data Says "don't Hug the Dog!"」

抱っこが好きじゃない理由1

「犬が触られことに慣れていないから」

子犬の時に体を触られたり抱かれたりする経験が少ないと、人との接触や抱っこを嫌うようになってしまいます。
犬の社会化期と呼ばれる2~3か月頃に、体に触れたり抱っこの練習を始めることが大切です。

抱っこが好きじゃない理由2

「抱っこされたときに嫌な経験をした」

はいこれ、うちのむぎが該当します(;^ω^)
抱っこされることはイヌにとって、拘束されている状態なので、逃げ場がない!と不安に感じる状態です。

診察台、トリミング台なんかは抱きあげて台の上に上げる。この時に痛い思いをしてしまうと「抱っこ=痛い・嫌な事」に結びついてしまいますよね。うちはまさに、抱っこ=ブラッシング(ブラッシングし始めると気持ちよさそうにするくせに~)です(*_*;

その経験を生かしてらむは抱っこ=いいことに紐づけしていきたいと思っています。
ちなみに、味わったトラウマは払拭できるようです☆むぎも改めて抱っこの練習をしていければと思います(*^-^*)

抱っこが好きじゃない理由3

「犬が嫌がる抱き方をしている」

犬を抱っこする時、「抱っこだよ~」と優しく言いながら抱っこしてるのに。。。と思うかも知れませんが、
特にヨークシャテリアなど小型犬の場合、犬の正面から抱っこしている方が多いかと思います。
犬は正面から捕まえる動きにすごく不安を覚えるので「こ、怖い!」と思いまさにトラウマになってしまう子がいるんですね。

また、抱っこしている時に不安定な姿勢だったり、落とさないようにと強く抱くことでかえって嫌がってしまいます。


抱っこのしかた

  • 正面からではなく、横から抱き上げるようにします。
  • お尻をしっかり支え、安定させるようにします。
  • 犬が伏せやお座りをしている時に抱きあげるのが理想です。

また、抱っこをやめて地面におろす時は、ゆっくりとおろしてあげます。
この時、犬の足がきちんと地面についている事を確認することも忘れずに☆



まとめ

今回、なぜ抱っこのしかたを紹介したかと言うと、うちは私がワンコ歴4代目でパパがワンコ始めてなんです。
私は今まで何気なしに抱っこをしてきましたが、パパに「どうやって抱っこすればいいの?」と聞かれたとき、ハッと思いました。

経験があるから抱っこのしかたが正しい訳ではない。もしこの子たちが嫌がっていたらどうしよう( ;∀;)

そう思い直したのです。

抱っこして顔をすりすり~可愛いね~と言っていても、犬にとってはストレスになることもあるんですね。
抱っこをしたときに愛犬がどんな表情をしているか、抱っこのしかたは愛犬にとって危なくないのか。

改めて確認してみてはいかがでしょうか。