祈りのポーズって?!

犬がみせる危険なポーズ

こちらの動画はブログでも紹介した「誤飲事件」の時のむぎです。今でも見ているのが辛く、痛々しい動画です。

この前足を伸ばし胸を床につけお尻を上げるポーズは「祈りのポーズ」と呼ばれており、犬が腹痛の時に見せるポーズです。腹痛がある時は他にも震えたり背中を丸めて歩いたり、お腹を触られるのを嫌がったりしますが、
このポーズは強い痛みを感じている時に取ります。この姿勢をとることで内蔵の圧迫が緩まり腹痛が少し楽になるとのことです。

他にも脊髄からくる戦火の痛みがある時にもこのポーズをとることがあるそうです。

祈りのポーズをする時に疑われる病気

膵炎

今回むぎの場合は、結果的にボタンの誤飲が原因でこのポーズをさせてしまいましたが(飼い主として猛省です。)、
人よりも痛みに強く、弱みを見せないと言われる犬がこのような行動をする場合は、相当な痛みを感じているのです。

この行動をする時に考えられる代表的な病気として、「膵炎」があります。

膵炎とは、膵臓が作り出す膵液によって消化されることで炎症を起こしてしまう病気です。

急性膵炎の症状として、発熱、食欲の低下、腹痛、浅速呼吸や嘔吐下痢、脱水などが現れます。重症になると呼吸困難やショック症状を起こし命にかかわることもあります。
慢性膵炎の場合、程度か軽いものの急性膵炎とよく似た症状が断続的に起こります。

そのほかにも胃腸炎や異物誤飲、胆嚢粘液嚢腫でもこのポーズをとることがありますが、
いずれにしてもなるべく早く病院に行くことをおすすめします。

祈りのポーズとプレイバウの違い

プレイバウって??

祈りのポーズによく似たポーズで「プレイバウ」というものがあります。

このポーズ、皆さんのおうちのワンちゃんもしませんか(*´з`)??
遊ぼーよー!!!ボール投げて~!!もっともっと~~!!っていう感じでお尻を高く上げてしっぽフリフリ♪

これは犬が興奮しながら遊びに誘っているサインなんだそうです。また、相手に敵意がないことを示す挨拶のポーズでもあり、
姿勢だけで言えば「祈りのポーズ」と「プレイバウ」はほぼ同じ。

しかしその意味は全く逆なので、しっぽの振り方や表情、雰囲気で見分けることが必要となります。

まとめ

祈りのポーズは姿勢がプレイバウと似ていたり、「お祈りしてるんだ~なんだか健気なポーズ」と思う方もいるかも知れませんが、
原因や違いを知らず、何でこんな格好をしているんだろう?と思っていると愛犬の病気などを見逃す可能性もあります。

プレイバウとの違いを見分けることで、愛犬からのサインを見逃さず適切な行動をとれる飼い主になりたいですね。

私たちも今回のむぎの誤飲で、様々な事を知ることが出来ましたが、もう二度とこんなつらい思いをさせないよう日々健康管理や行動チェックをしていきたいと思います。